バイアグラは心臓の病気に不安があっても使用できる?
使用は可能ですが十分な注意が必要です
血行を促進させることによりED改善の効果へ繋げるバイアグラなだけに、心臓への影響が心配なところです。
心臓疾患に繋がるかもしれない、持病を悪化させるかもしれない、そんな不安を感じている人は少なくないことでしょう。
まず使用の可否についてですが、基本的には可能です。
バイアグラが心臓に関わりの深い薬であることは事実ですが、直接心臓に作用を促す訳でないため、そこまで影響はありません。
ただ、ED改善後の性行為であるため、バイアグラと関係なく心臓への負担が高まり、発作に繋がる可能性もあります。
またそもそも心臓に持病がある場合、バイアグラ以前に性行為そのものが向かない人もいます。
バイアグラの特徴をしっかり理解し、かかりつけの主治医にあらかじめ相談することが大切です。
バイアグラは心臓に負担をかける薬じゃないの?
性的欲求が高まったり、ドキドキしたりすると、強い鼓動を感じる場合も少なくないことでしょう。
事実、脈は上昇し、心臓の活動が活発化しています。
そうなってくると、バイアグラで外部から勃起を促進させた場合、そうした作用はより強くなるのではと、心配にも感じられます。
心臓に大きな負担をかけ、心臓疾患が起こったり、持病を悪化させたりする可能性すら懸念されます。
ですが基本的に、バイアグラは直接心臓へ負担をかけるものでないため、そうした不安は必要ありません。
あくまで血流促進させ、陰茎に血液を行き届きやすくする作用が主です。
そのため、直接的な負担に関しては安心しておいて問題ありません。
バイアグラは性的興奮や性欲増進への有効性を伴わないため、勃起のきっかけになる興奮は、また別の要素から取り込む形となります。
そもそも狭心症を和らげる存在として研究・開発されていた薬でもあるため、心臓への影響は少ないです。
とはいえ、勃起促進されることで、相手女性へ積極的になり興奮が高まるケースへは注意が必要です。
心臓に異常を感じたら、行為の中断も念頭に置いておくべきです。
心臓に持病がある場合のバイアグラ使用について
基本的に、バイアグラはそこまで心臓への影響を心配する必要がない薬です。
ですが既に持病がある場合は、注意が必要です。
例えば、心筋梗塞や狭心症、高血圧低血圧の既往がある人です。
思わぬ重篤症状にも繋がりかねないので、注意点をしっかり把握しておきましょう。
まず一つに、バイアグラ使用以前の問題として、性行為そのものが推奨されていない病気を抱えているケースです。
セックスは、医学的観点においてマラソンなどと同様の運動行為であると認知されているそうです。
心臓疾患は、激しい運動に伴い誘発される場合が多い症状です。
そのため、似た行為であるセックスもまた、持病誘発や悪化に繋がるかもしれません。
次に、併用に適さない薬や禁忌薬が存在する点です。
血圧の病気における降圧剤、ニトログリセリン等の一酸化窒素供与剤や硝酸剤、またその他にも多数注意すべき薬が存在します。
バイアグラが直接心臓に負担を与えなくても、常用薬との兼ね合いで副作用に繋がるケースは十分考えられます。
バイアグラ使用の前には、かならず主治医にセックスそのものが可能なのか、そして併用に向かない薬を現在飲んでいないかなどを、確認しておくべきです。
もしバイアグラ使用後に心臓発作が起きたらどうすればいいの?
前述までのような理由から、バイアグラそのものが直接的に影響しなくても、服用後の性行為で、例外的に心臓発作が起きるケースも考えられます。
万が一の状況は、頭に入れておくべきといえます。
またその他、偽造薬による健康被害から発症する可能性があることもまた事実です。
そうした事例は少なくなく、ED治療薬を発売する複数の薬品メーカーが共同で注意喚起に力を注いでいるほどです。
心臓発作で病院に運び込まれた際には、かならずバイアグラを服用していると担当医へ伝えましょう。
前述の通り、併用禁忌薬が存在するため、正しい治療をできない場合も考えられるためです。
また緊急性の高い状態であれば、自ら伝えることが難しいケースもあります。
持病がある場合には、パートナー女性へあらかじめその旨を伝えておき、万が一の際医師へ伝えるよう頼んでおくとよいでしょう。
伝えにくいことかもしれませんが、命にもかかわるため、できるだけ情報を共有しておくべきです。
(まとめ):バイアグラは心臓の病気に不安があっても使用できる?
バイアグラは血流に関連した薬ですが、心臓へ直接作用を促すものではないため、心臓に不安があっても使用自体は可能です。
ただ、興奮状態や持病の状況によっては、危険も伴います。
正しい知識のもと、安全に使用しましょう。
バイアグラは、基本的に直接心臓へ働きかけるものでないため、そこまでの負担はありません。
ただ、ED改善のため積極的になり、興奮が向上するケースは考えられるので、注意しておくに越したことはないでしょう。
心臓に関する病気の既往が見られるケースは、注意が必要です。
バイアグラ以前に、セックスそのものが適さない場合や、また併用に向かない薬を処方されている可能性もあるためです。
いずれにおいても、あらかじめ主治医に確認しておくことが重要です。
万が一バイアグラ服用後の行為中に心臓発作が起こったら、かならず担当医師に服用の旨を伝えましょう。
併用禁忌薬との兼ね合いから、安全な治療ができないかもしれないためです。
また持病がある際には、パートナー女性と情報を共有しておきましょう。
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