ED治療薬一覧Handling ED remedy

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バイアグラジェネリック

ED治療薬「バイアグラジェネリック」とは?

バイアグラは、20年ほど前に開発されたED(勃起不全)に対する治療薬です。

これまで、EDに対する有効な治療薬がない中登場したこの薬は、またたく間に世界での需要があったことから、高い知名度があります。

バイアグラが発売開始されたのは1996年、当初は狭心症の治療薬として開発していましたが、偶然にもEDに対する効果が確認されたのがきっかけで登場しました。

1996年に特許申請が認められた経緯を持ち、98年からアメリカでED治療薬として認可がされました。発売当初は、日本ではまだ認可されていませんでしたが、その効果については噂になっており、個人輸入により人気が広まりました。

しかし、個人輸入で副作用や併用禁忌といった医師から受けるべき注意を受けられない上に、パッケージはすべて英語で解読出来る人も少なかったのでしょう。

効果だけに焦点が当てられ、用法用量を守らずに使用する方や、併用が禁止される硝酸剤をバイアグラと服用したことで重篤な副作用が起きる事例も発生してしまったのです。

こうした背景から1999年、発売から半年という日本国内では異例の速さで認可をし、1年後には製造販売承認を行うようになったという歴史を持ちます。

【バイアグラの特許切れによりジェネリックが登場】
近年注目を集める新しい医療薬品の形であるジェネリックは、特許が切れた医薬品の成分を同じように配合しつつも低価格で購入できるのが特徴の薬品です。

ジェネリックとはどんなもの?

ジェネリックの説明を行なう前にはまず、新薬に特許と特許期間というものが存在していることを知る必要があります。特許は言わば、オリジナルを持つことへの権限のようなものです。新薬の「有効成分」や「製法」など開発に関係する全てが、この特許によって守られています。特許の有効期限は永久ではありません。期間満了となれば、新薬を開発したメーカー以外でも同じ薬を作ることができます。それをジェネリック医薬品と呼んでいます。国内では後発品とも呼ばれています。

新薬がジェネリックになるまでの流れ

ジェネリックが浸透したのはここ数年のように思えますが、それには特許期間が深く関わっています。通常、新薬の開発には膨大な予算と期間を要します。費用にすれば150~200億円はくだらないでしょう。10年、15年と1つの薬になるまでさまざまな過程を経てようやく形となるのです。これらを捻出する製薬会社としては、開発の重要性もさることながら利益を回収する必要性があります。そのため開発元が一定期間、新薬の特許を独占することが制定されているのです。

低価格なジェネリック医薬品のワケ

膨大な予算や期間を要する新薬の開発に対して、ジェネリック医薬品は成分と品質の証明を行なえば発売することが可能です。証明テストはほんの数千円、結果が出るまでもそう時間はかかりません。要するに、「レシピ本」を買い料理するようなものです。レシピ本を完成させるまでに料理人は試作を繰り返しますが、それを読む読者は必要な材料、数量、手順の全てが載っているため、無駄な作業をせず効率良く仕上げることができるのです。コストや時間が抑えられているので、先発品と比べて約40%~80%の価格で販売されています。

バイアグラの特許は、2013年に薬品の化学構造の特許である「物質特許」が、2014年にED治療に用いられるという「用途特許」が満了しました。その後、相次いでジェネリックの開発、販売に着手されるようになり、現在では複数の種類が発売される状況です。

現在日本で販売されているバイアグラのジェネリック製品としては、2014年に特許が切れるとすぐに販売された東和薬品のOD錠や、キッセイ薬品のシルデナフィル錠など、10種類前後が開発発売に至っています。

いずれもバイアグラと容量は同じ25mg,50mgでの販売であり、より安価に購入可能なのが特徴です。

また、海外のジェネリック薬であれば、非常に安価な価格で購入することができます。

バイアグラは、薬価未収納の薬剤ですので、保険適用での購入ができず費用が割高となってしまう分、ジェネリックの注目度も高いと言えるでしょう。

バイアグラ・ジェネリック比較表

ED治療に使用される主なバイアグラジェネリックを、表にして比較してみました。国内の専門クリニックで手に入りやすい種類を中心に紹介します。価格や容量に関しては、あくまでも目安となるため詳しく知りたい方は直接問い合わせてみましょう。

薬品名 剤型の特徴 製造・販売元 割線の有無
服用方法
処方価格(税込)
バイアグラ錠 青色の菱形
薬品名刻印あり
会社名刻印あり
単位刻印あり
ファイザー株式会社 割線なし
水の服用
25mg  1,300円
50mg  1,500円
シルデナフィルOD錠
VI「トーワ」
白色の丸形
薬品名刻印あり
会社名刻印あり
単位刻印あり
東和薬品株式会社 割線あり
水なしの服用可
50mg  1,000円
(レモン風味)
50mg 1,000円
(コーヒー風味)
シルデナフィル錠
VI「キッセイ」
青色の丸形
薬品名刻印あり
会社名刻印あり
単位刻印あり
キッセイ薬品工業株式会社 割線なし
水の服用
25mg  650円
50mg  1,000円

引用元:https://www.hama1-cl.jp/viagrageneric/

バイアグラジェネリックの有効成分

物質特許の切れたバイアグラはジェネリック製品でも有効成分は全く同じ内容となっています。したがって、期待できる効果は同じといえます。

もともと、バイアグラがED治療に効果があるのは、含有される成分が勃起状態を鎮める作用を持つPDE-5の働きを抑制することが期待できるためです。

この成分は、クエン酸シルデナフィルというもので、ジェネリックではこの成分名が薬品名になっているものが多く、有効成分がきちんと入っているため、バイアグラと同様の効果が期待されます。

また、国内で販売されているバイアグラと同じ25mgもしくは50mgの成分が含まれたジェネリックが多いため、成分の含有容量不足による効果が実感できないといったトラブルや、逆に多すぎることによる副作用の心配もないでしょう。

一方で、使用禁忌や注意点もバイアグラと同じ内容となっているものも多いため、服用前には必ず使用方法について確認をしておく必要があります。

バイアグラジェネリックの効果・効能

成分や容量についてほとんど違いがないため、期待できる効果も変化がないとされることを紹介しましたが、実はいくつかの部分では相違点もあります。

例えば、割線の有無です。ジェネリックとして登場している、あすか製薬の「あすか」には割線が入っており、50mgの内容量の1種類しか発売されていませんが、半分にして使用することもできます。

これであれば、効き目を確かめるために最初は半分からにしてみたり、1錠を丸ごと摂取して効き過ぎが気になれば、半分に割ったりと使用した感覚に合わせられるので便利です。

また、東和製薬から発売されている「トーワ」は、OD錠として生産されています。

これは、服用時に水なしでも服用可能なように調整された薬であり、バイアグラの用途上、ちょっとした時間や飲料がない場面でも服用できるという利点があるのが特徴です。

水なしでも飲む際、味が気になるという方のために、レモン風味とコーヒー風味の2種類の味が発売されるという嬉しい配慮もあります。

バイアグラは有名な薬で、用途も限定的なため特徴的な見た目を持ちます。青い錠剤で菱形の見た目と言えば、覚えやすいこともあり持つのに少し抵抗を感じるという方もいるかもしれません。

この点ジェネリックでは、丸い見た目で色もさまざまです。一見しただけではバイアグラとはわからない点も、人によっては便利に感じられるでしょう。

バイアグラODフィルムについて

バイアグラジェネリックの中でも、特に注目を浴びているのが2016年10月21日にファイザー株式会社から発売された「バイアグラODフィルム」です。規格は25mgと50mgの2種類で、有効成分もバイアグラと同じシルデナフィルです。しかし、このジェネリックはOD錠のフィルム型、水なしでも口の中で溶けるという特徴があります。取り出してすぐに飲める、この利便性は「もしも」の場合に備えておけるので、男性にとってはかなり心強い存在になるのではないでしょうか。

①バイアグラジェネリックの中でも新しい薬。

②バイアグラと同じシルデナフィルを有効成分に含む。

③フィルム型・アルミ包装のコンパクト設計で携帯に便利。

④OD錠=口腔内崩壊錠 (こうくうないほうかいじょう)なので水なしの服用が可能。

バイアグラジェネリックの処方について

ジェネリックはすでに市場で認められ大きな問題がなかった薬が特許切れにより販売されているものです。

元の医薬品よりも安価なので、薬局などで気軽に手に入るのではないかと考えている方もいるかもしれません。

しかし、実際には医師の処方が必要です。これは、ジェネリック医薬品が内容量や効果については同じものが期待される一方で、取り扱い方についても同様であることが理由として挙げられます。

安価であることの理由は、内容量の違いではなく開発にかかった費用が違うためです。副作用や併用禁忌についてきちんと医師より指示を受けたうえで服用するようにしましょう。

処方を頼む際には、医師にジェネリックの使用をしたいということを伝えるようにしてください。問題がない場合には、その処方箋を出してくれます。

価格について

ジェネリック医薬品の最大の特徴と言えば、同じ効果が期待されるにもかかわらず、価格が抑えられるということです。

バイアグラは薬の価格が統一されていない薬価未収録の薬である上に保険適用外となるために、高い価格なのが難点で、1錠で1500円近くすることも珍しくありません。

ジェネリックであれば日本製のものであれば1錠当たり1000円前後と信頼できる薬が30~50%の価格で購入可能です。

日本の製薬会社が作ったものの場合、それぞれの価格差はそう大きくないため好みや最寄りの医院で取り扱っているジェネリックを頼むようにすれば価格を抑えつつ安心して服用できます。

また、ジェネリック薬品は海外でも製造が行われています。有名なものでは、インド製のものやフランス製のものが知られていますが、これらの価格は1錠あたり100円前後と日本製の物と比べても非常に安価なのが特徴です。

ただし、国内での認可が下りていませんので個人輸入での入手が必要となります。さらに、注意書きに日本語表記がないなど、不安要素が多いため、初めてバイアグラを利用するのであればおすすめできません。

バイアグラジェネリックも必ず医療機関で処方を!

バイアグラジェネリックの良さは、先発医薬品と同等の有効成分を安価に使用できる点です。特に自己負担が多くなるED治療において、経済的な負担を軽くしてくれるありがたい存在です。しかし、有効成分の含有量が同じということは、副作用が起こるリスクも同じぐらい高いということになります。そのため、バイアグラジェネリックと言えど、必ず医師による診察を受け処方箋を出してもらいましょう!

自己判断でバイアグラを服用した結果・・・。

何故これほど注意喚起を呼びかけるのか、不思議に思う方もいるでしょう。それには国内におけるバイアグラの販売経緯に深い関わりがあります。1998年、アメリカで販売を開始となったバイアグラはすぐに日本でも有名になりました。当時、バイアグラの入手方法は個人輸入が主流となっており、服用は個人の自己判断で行なわれていました。その結果、狭心症、心肺停止など重篤な症状を引き起こす事例が多発しました。このことから厚生省は、国内での臨床試験をスルーするという異例の対応を行ない、1999年1月に販売申請を承認、同年3月正式に販売を開始しました。現在でも通販サイトを経由すると、安価なバイアグラジェネリックを入手することは可能です。しかし、それらの商品は「国内未承認」だということを念頭におくべきなのです。

価格は高くとも、副作用もある薬ですので、信頼を優先すべきです。ジェネリックで必ず医師の診察を受けてから購入できるものを選ぶようにしましょう。

バイアグラジェネリック服用の注意点

服用方法に関しては薬の種類によっても変化があります。

共通のものとしては、性行為の1時間程度前に服用することや、食前のタイミングが好ましいと言ったことが挙げられます。

また、食後に飲む場合には、脂分の多いものでは効果があらわれにくくなってしまう恐れがあるため、あっさりしたものを腹7分目程度に控えておくことが大切です。

その他にも、飲む際に利用する飲料として脂肪分の含まれる牛乳を利用するのは副用に向いていないことにも注意しましょう。水がない場合でも清涼飲料水やお茶、お酒でも脂肪分が含まれていなければ問題はありません。

薬ごとの違いについては、水なしで飲めるものから大きさの異なるものもあるため、飲みやすさや自身の使う場面を考えながら使い勝手のよさそうなものを選ぶのが基本です。

ある程度好みで選んでも期待される効果は変化しないと考えられます。

ただし、服用しても性的刺激が得られなければ適切な効果が発揮されませんので、リラックスした状態での服用が望ましいです。

アルコールを飲むことも問題ありませんので、きちんとした効果が得られるような環境づくりを心掛けましょう。

バイアグラジェネリックの副作用

ジェネリックであっても同じ効果が期待できる分、副作用も同様という側面も持ちます。

バイアグラの効果の仕組みについて、PDE-5の働きを抑制することを紹介しましたが、もともと狭心症に対しての治療薬として開発された経緯からもわかるとおり、血管拡張作用を持つことで知られています。

この作用は、下半身限定のものではなく全身に行きとどくため、血行が良くなり毛細血管が皮膚表面に近い箇所ではほてりを感じるようになる副作用があります。

特に、顔面の赤みは顕著なので、心配になる方もいるかもしれませんが、実際には通常通りバイアグラが作用しているという結果ですから、不安に思う必要はありません。

また、血管拡張により頭痛が起きるケースもあるようです。さらに、効き始めからしばらくのあいだ動悸を強く感じるような方もいます。

後述するように、血流を良くして血圧を下げる効果がバイアグラに含まれるシルデナフィルにあるためです。

ジェネリックであってもこの成分は確実に含まれているため、もしこうした症状が出ても慌てないようにしましょう。

ただし、あまり程度が酷い場合には服用を中止した方がよいとされます。以上の副作用については、副作用のうちでも軽微なものであり、発症しても酷くなければ気にすることないものです。

しかし、使用禁忌として挙げられるように、硝酸剤との併用は大変危険ですので服用中の場合には処方できません。

これに関連して、不整脈や高血圧症の人の場合には、心臓の血管に一時的に負担がかかってしまい、急激な血圧低下による狭心作用が表れるリスクがあります。

事前に医師に診察を受けて、持病がある方の場合には服用可能かの確認を行うのが賢明です。

また、自己の判断で服用する量を増やすとこのような重篤な副作用が表れやすくなってしまうため避けるようにしましょう。

クリニックの選び方